2025年1月アーカイブ

みなさん、桜中学校という学校はご存じですか?開校してまだ2年目の名護高等学校附属中学校です。桜中学校は合唱にも力を入れていて、なんと今年度は全校合唱の北部地区代表として、全沖縄学校音楽発表会に出演したそうです。桜中の素晴らしい合唱を聴くべく、1月16日(木)に中高等部と交流会を実施しましたよ~。(小学部も一緒に参加してくれました)

 今回のテーマは「ハーモニーってなんだろう?」です。桜野っ子は歌うのが大好き!そしてどの教科でも音楽を活動の中に取り入れて、色んなことを楽しみながら学んでいます。しかし!桜野にも悩みが・・・ハモりたいけどそもそも人数が少ない?ハモるってどうやったらいいのか分からない!みんなと一緒に声を出して歌いたい!素敵な合唱を生で聴いてみたい!そんな悩みを解決するべく、みんなで「ハーモニーってなんだろう」を考えました。

 「大切なもの」を聴きながら、合唱にはパートごとに役割があることを学びました。「きれいだなと思った、一緒に歌ってみたい。」(Mさん)「ハモりが入ることで曲がきれいに聴こえた。」(礼奈さん)と聴き取ったり、「テノール希望です」と、まねて声を出したりしている小学部の児童もいました。

 また全沖縄学校音楽発表会で披露した「栄光の架け橋」では、一人一人が曲に向き合い、協力し合って練習してひとつのハーモニーを作り上げた合唱を、心を込めて歌ってくれました。心地よいハーモニーがプレイルームいっぱいに広がりました。桜中のみなさんは合唱を通して「けんかもしたけど《雨降って地固まる》の言葉のように、友達との仲も深まった。」そうです。やっぱり合唱っていいですね。

 サプライズ演奏では、桜中の生徒がショパンの「革命のエチュード」を演奏してくれたり、美和子先生が「帰れソレントへ」を歌ったりしてくれました。最後にみんなで「ビリーブ」も歌いました。いつもより良い表情で、いつもより大きな声で、いつもより自信をもって。それぞれの方法で歌い、素敵な時間を共有することができました。

 桜中学校のみなさん、素敵な合唱を桜野に届けてくれてありがとうございました。ハーモニーがどうして心地良いのか、分かった気がした交流会でした。

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本校高等部3年の仲村一吹さんが名桜大学国際学部国際文化学科に学校推薦入試で合格しました。今回の合格は、本人の努力と支援してくださった皆様のおかげです。特に家族のサポートが大きな力となりました。本人が大学受験を意識し始めたのは2年生の11月で、進路面談で受験を決めたのは2月でした。3年生の4月からは受験対策を始め、夏休みの受験対策講座を経て、小論文、面接、プレゼンテーションの練習に励みました。家庭でも面接の練習や心身のサポートをしてもらいました。名桜大学での4年間を通じて、さらに成長し、将来の目標である「地元で働いて地元のために貢献すること」に向かって頑張ってほしいと思います。

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12月11日(水)にFMやんばるの企業見学と番組出演してきましたよ~。FMやんばるは2階でエレベーターがないため階段を上り下りする必要がありましたが、日頃から歩く練習をしていたこともあり、安全に気を付けて移動することができました。

初めてのラジオ出演、しかも生番組!ということでみんな緊張していましたが、事前学習で「何を話そうか?」を決めていたので安心(*^_^*) 緊張しながらもたくさん話してきました。(参加した3名とも1時間あっという間、だったようです。)

まず驚いたのは機材の多さ!なんとパーソナリティは一人で機械も操作しながら、必要な情報を伝えるそうです。琉音さんは「機械の細かさにビックリ!これを一人で操作していると知って、パーソナリティさんのすごさが伝わりました。」と話していました。

また、リスナーさんからのコメントへもお返事するなど大忙しの様子に「ゲストの話を聞きながらリスナーさんの質問にも答えてすごい!私にもできるかな?挑戦してみたいです。」と、礼奈さんは憧れを感じたようです

Mさんは「パーソナリティは大変だと思ったけど、私も色々なことを1人でできるようになりたいです」と目標を挙げていました。事前学習でパーソナリティさんとゲームの話しで盛り上がった一吹さんは、録画を見て「みんなの楽しそうな雰囲気が伝わってきました。これからもFMやんばるの活動を応援しています。」とお礼状に書いていました。

「卒業後の進路について考える」企業見学、FMやんばるさんとパーソナリティの玉城弘江さんのお力添えで、たくさん学んぶことができました。ありがとうございました。

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「地域の観光資源の魅力や価値、そこにある問題点について理解するとともに、自分たちができることについて考え、地域のよさを大切にしながら生活していくことができる」ことを目標に、名護市街地見学(街歩き)をしてきました。

 小雨が降りしきる空もようにも負けず、カッパを着て傘を差しながら行ってきましたよ~。旧名護博物館近くから出発し、すーじぐぁーを歩きながら。セメント瓦の紋章の話しや名護親方の「六諭のこころ」の意味、ふくぎの根は下にまっすぐ伸びること、ひんぷんガジュマルに住むきじむなーの話など、名護さくらツアーガイドの羽山さんに案内してもらいながら名護のよさについて学びました。夫婦デイゴの仲睦まじい姿やサガリバナのいい香り、名護ってこんなに魅力的なんだ~と実感。そして桜野(肢体不自由っ子)の視点での気付きもありましたよ~。「道幅狭いよね」「段差がなければ雨でも安心だよね」「気が付いたことを名護市にお知らせしようか!」学びの多い校外学習でした。そうそう、ひんぷんガジュマルに住むキジムナーって1人じゃないんですって!驚きですよね~。

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高等部Ⅰ課程で名桜大学キャンパス見学へ行ってきました。

なんと!!学生課の片山さんと小山准教授、ボランティアの学生のみなさん、小山ゼミのみなさん総勢7名が同行してくれて、たくさんの施設を見せてもらいました。図書館の自習スペースはテスト前になると満席になるほどだそうです。「ここなら車いすでも十分なスペースで自習ができそう」と大学ライフを想像していましたよ~。100名ほど入る大講義室に入ると「そういえば夏休みにいったオープンキャンパスはここで小山先生の講義を受けたんだ」と思い出す仲村くん。多くの人が耳を傾ける講義に圧倒されたそうです。

小山先生のミニ講義では「私のあたり前とみんなの当たり前」について、ゼミ生と一緒に考えてきました。ゼミ生は自分の意見や考えをどんどん発言していきます。当てられた桜野の生徒も真似て恐る恐る発言してみます。小山先生からは「自分の考えが当たっているか間違っているかではなく、考えたことを言葉にして表に出すことが大切ですよ」と教えてもらいました。最後は見学している自分たちのスライドショーを流してくれましたが、いい顔している自分の姿を見ながら、卒業後の進路についてより具体的に考えた時間となりました。

私たちのために「高校生でも分かりやすく」「大学の講義ってこんな感じも伝わるように」「大学のよさや厳しさも想像してもらえるように」内容を何度も練って作り上げてくれた小山先生、優しく接してアドバイスもしてくれた学生のみなさん、本当にありがとうございました!「自己の将来について具体的に考え、これからの自分自身の生き方や学びの方向性を見いだし、日常生活に生かす」ためにそれぞれの目標を再確認した桜野のみなさんでした。

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