令和7年3月14日に卒業式が行われました。今年度は小中高合わせて、4名の生徒が卒業を迎え、それぞれが新たな一歩を踏み出しました。式典では「開式のことば」から始まり、国歌斉唱、校歌斉唱と続きました。その後、学事報告が行われ、卒業認定が厳粛に執り行われました。卒業証書授与では、一人ひとりの名前が呼ばれると、晴れやかな表情で壇上に上がり、卒業証書を受け取りました。受け取る際には、それぞれが成長の証として堂々とした姿を見せてくれました。保護者の皆様も、わが子の晴れ姿に感慨深い様子で、温かい拍手が会場に響き渡りました。続いて、校長先生からの式辞が述べられ、励ましの言葉が送られました。来賓の方々からも祝辞をいただき、卒業生の門出を祝福しました。在校生代表の「送ることば」では、卒業生への感謝と決意が込められた言葉が述べられました。それに対し、卒業生代表の「別れのことば」では、卒業生がこれまでの歩みを振り返りながら感謝の気持ちを伝えました。高等部の代表の仲村一吹さんは、小学生の時に進行性の病気が発覚し、不安を抱えながらの学校生活を送ってきたこと、高校入学後に先生方や仲間の支えを受けながら成長し、新しい夢を見つけたことを語りました。特にお世話になった先生方との交流、自活の授業を通じて身につけた生活力、そして大学進学に向けた挑戦と努力の軌跡が、会場の多くの人々の心を打ちました。「これまで支えてくださったすべての方々に心より感謝申し上げます。この感謝の気持ちを胸に、これからも前を向いて歩んでいきます。」と、力強く締めくくられました。また、保護者代表の方からの挨拶があり、卒業生への温かい励ましと感謝の言葉が述べられました。式の最後には、卒業生全員で「卒業の歌」の「旅立ちの日に」を心を込めて合唱しました。その歌声は会場に響き渡り、多くの人々の心を打ちました。卒業生たちはこれまでの思い出を胸に刻みながら、未来への期待を抱いて旅立っていきました。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんの未来が輝かしいものとなるよう、教職員一同、心から応援しています。